だからこそ軽い刺激にご用心

前回の記事で、軽い鍼灸刺激でも身体は改善していくことを紹介しました。
[関連記事:軽い刺激には理由があります
今回は表裏一体、悪い変化についての話。
軽い刺激を侮っていると、思わぬ体調不良を引き起こすこともあるんです。

ちょっとの黒酢をやめるだけでも……

かなり前に書いたブログを紹介します。
[関連記事:「引き算」の健康法
黒酢やサプリメントを摂るとしても1日に口にする飲食物全体で考えれば微々たる量です。
しかし、黒酢をやめただけで症状の有無にきっちり違いが出たのです。
飲んでいるのはたった1日1口だったはずですが、軽い刺激の影響がよくわかる例ですね。

効かないツボ刺激を続けると……

もう1つの例はツボ刺激です。
肩凝りに悩んでいつも肩にツボ刺激シールを貼っている方がいました。
「最初は肩凝りが楽になった。段々ひどくなって効果の実感はわかりにくいけど、少しは効いてるだろうから貼ってる」とのことでした。
試しに貼らずに1週間過ごしてもらうと、普段と違って肩はガチガチにならず、施術後の柔らかさを維持できていたんです。

本人の仰る通り、最初はツボ刺激シールの軽い刺激がうまくツボに作用したのだと思います。
しかし、ツボの効果や位置は体調や天候などに合わせて日々変化してしまいます。
いつの間にか効かなくなったツボに軽い刺激を与え続けた結果、逆に肩凝りを促進してしまっていたということですね。

自分の生活の中の軽い刺激を見直そう!

発症のきっかけとして「食べ過ぎた」とか「デスクワークがいつも良り多かった」など、わかりやすい刺激があれば対策もとりやすいですよね。
しかし、今回書いたような些細な刺激だと見過ごしてしまいがちです。
なかなか改善しない手強い症状があったら、そういった刺激がないか自分の生活を見直してみて下さい。
軽い刺激でも積み重なれば身体は(良し悪しどちらにも)変化するんですからね!