いい汗をかこう!

ようやく先週末に山梨も梅雨入りをしました。
まだ本格的に連日雨ということはないものの、湿気で不調を感じる患者さんがチラホラ。
特に今年は暑くなってからの梅雨入りなので注意が必要そうなんです。

湿気が発汗の妨げに

湿気の影響で今回とりあげたいのは発汗との関係。
細かい話は割愛しますが、湿度が高いと汗が気化(蒸発)しにくくなり、発汗量も減ってしまいます。
汗は気化することで体温を低下させるので、湿度が高いと役割を十全に果たせないことになります。
つまり、湿度が高ければ高いほど人体は暑さに弱くなると言えるのです。
この湿度と発汗の関係がポイントです。

発汗不足で熱がこもる

前述のように今年の梅雨入りは統計開始以来3番目の遅さだったようです。
例年より気温が上がった状態での梅雨入りなので、発汗も湿気の影響を受けやすくなっていそうです。
実際に患者さんの訴えでは熱がこもったことによる不調が増えてきました。
鍼灸施術をしていると汗がブワッと出て不調が落ち着く、なんてこともあるのでやっぱり発汗が上手くいってないんだと思えますね。

発汗を促して梅雨を乗り切ろう!

そもそも発汗能力は暑さにどれくらい慣れているかも関係してきます。
暑さに慣れてない時季と暑さに順化してからでは、汗の量も質も違ってくるという研究結果があるくらいですから。
湿気&暑さに不慣れのダブルパンチで、汗がなかなか本領を発揮できない状況に置かれています。
白湯やしょうがなど身体が温まる飲食や、散歩や体操などの運動が発汗の手助けになります。
汗を有効活用できるように工夫して、この変則的な梅雨を乗り切っていきましょう!