楽しいお盆休みを迎えるために

新型コロナウイルス感染症が5類になり早3ヶ月。
皆さんの行動も大分コロナ禍前に戻ってきたように感じます。
今年のお盆は久しぶりの帰省、なんて方も多いのではないでしょうか?
以前は帰省で体調を崩す患者さんがチラホラいたので、注意点を書いてみたいと思います。

平静ではいられない!

帰省の意義の1つが、親戚や知り合いに会うということです。
患者さんの中には、孫と一緒にはしゃぎ過ぎて燃え付き症候群のようになってしまった方もいました。
逆に、普段会わない方と顔を合わすのが緊張やストレスなる方もいるでしょう。
良し悪しどちらにしても、普段と違う相手との交流は気疲れがありますね。

生活リズムが乱れる

帰省して何泊かするとなると、普段は別々の生活リズムの人たちが一緒に過ごします。
すると、食事や睡眠の時間も誰かに合わせてズレた状態で数日間過ごします。
お孫さんが夜中まで起きている気配が気になって寝不足、なんて患者さんも実際にいました。
また、生活リズムを一致させない場合でも、それだけ食事準備の回数が増えて大変という話を聞いたこともあります。
普段の生活リズムが一定な人ほど、乱れた時の負担は大きくなってしまいますね。

室温を誰に合わせる?

僕として一番に気になるのが室温の問題。
お盆明けに身体が冷えてる方が時折いるので、訊いてみますと孫に合わせてエアコンを強くしていたということがあります。
子どもは動き回りたい盛りだったり体温調整が苦手だったりで、普段よりも強く長時間エアコンを稼働する必要があるかもしれません。
患者さんの1人は、孫と寝るために普段と違って寝る間もエアコンをつけていたから冷えた、なんて自覚もありました。
ちょうど良い室温は個人差があるため、冷え過ぎて体調を崩してしまうんですね。
(もちろん逆に室温が高くてのぼせることもあります)

身体を気遣って楽しい帰省を!

帰省が久しぶりの遠出という人もいるのではないでしょうか?
ただでさえ長距離移動で体力を消耗する上に、上記のような負担が重なると休み明けに反動が現れかねません。
全部は防げないまでも、少し対策をとるだけでも負担は変わってきます。
普段との違いを念頭において気を付けつつ、休みならではの帰省を楽しんで下さいね!