新生活は疲れやすい

4月に入って10日ほど、どのようにお過ごしでしょうか?
中には進学や仕事などで生活がガラリと変わった方もいると思います。
新しい門出で活気づく時季である一方、鍼灸師として見ると疲れをためがちなタイミングでもあります。
今回はそんな新生活の着目点をいくつか紹介しようと思います。

引っ越し

新生活で大きく変化を伴うものに引っ越しがあります。
離れた地域に転居した場合は、それまでと違う気候や文化の中で暮らすこととなります。
慣れないものに順応するというのは少なからず負担になるのは想像に難くないですね。

近場への引っ越しでも油断できません。
そもそも、引っ越し作業自体がかなりの重労働ですから。
計画・検討段階を含めれば、心身ともに普段以上に消耗していることと思います。
[関連記事:引っ越しを甘く見ないで!

生活リズム

住居が変わらない場合でも、新生活となれば生活リズムは変わります。
睡眠時間や食事のタイミング、運動量の増減などなど健康に影響しそうな変化はたくさんあります。
進学や就職となると、やることが増えたり人間関係が新しくなるという点でもストレス源になりがちです。
家族が新生活を迎えたのに合わせて生活リズムが変わる、なんて場合も注意が必要かもしれません。

頑張りすぎ

新生活で張り切っていると、スタートダッシュで頑張りすぎちゃうパターンもありますね。
ペース配分がわかっていないまま全力で向き合うことで燃え尽きてしまうんです。
もちろん新生活に慣れるにはとにかくやってみることも大事なので、必要経費とも言える疲れではあります。
だからこそやみくもに頑張るだけでなく、なるべく早く自分なりのペースをつかむことを念頭に置いておかなければなりません。

新生活は踏ん張りどころ!

鍼灸院の患者さんを診ても、生活が変わった方は大なり小なり体が疲れてしまいます。
ひどくなると、いわゆる五月病のように後々に響いてしまうこともあります。

ただ、新生活についてマイナス面ばかり書いてしまいましたが、人生の中で次の段階に進むのはとても大切なことです。
新生活が負担になるからといって、怯んだり避けたりしてほしいわけではありません。
普段より体調管理に気を付けた上で、新生活の波に乗るのが理想だと思っています。
もちろん鍼灸院はそういう時でもお役に立てるので、うまく活用して充実した新生活をお過ごしください。