寝相から気づいたこと①
娘が生まれてもうすぐで4ヶ月。
初めての子育てに試行錯誤していると色々と気付くことがあります。
折角なので何回かに分けて書いてみます。
と思ってストックしたネタの中に寝相があるのですが、なんとまたもや会長の連載と被ってしまいました!
会長の連載記事は「寝相は悪い方がいい」。
ただ寝相と言う点では共通しますが、観点が赤ちゃんなのでちょっと内容が違います。
そこで今回は予定の通り書いちゃおうと思います。
娘に限りませんが、赤ちゃんはよく体を動かそうとしています。
もちろん起きている間もパタパタしていますが、覚醒時に動くのは大人も同じ。
しかし寝ている間にもぞもぞ動く様子は、寝返り程度の大人とは明らかに違います。
子どもの寝相は身体全体を使い大きく動きます。
発達途中だから寝ている間はうまく身体が制御できない、と言ってしまうのは簡単です。
ただもっと重要な役割もあるんじゃないかと気づきました。
ヒントになったのは腰が痛い方の言葉。
その方がテレビで見た情報として教えてくれたのが、寝る前にストレッチなど身体を動かすと朝の腰痛が和らぐというものです。
これを聞いた時に、一流のスポーツ選手はじっとしていられないという話を思い出しました。
確かに野球のイチロー選手のロングインタビューなどを見ると、話しながらもひたすら柔軟のような動きをしています。
これと子どもの寝相はどうも同じことなんじゃないかと思うんです。
言ってしまえば、両方とも長時間じっとしていられず身体を動かし続けているということです。
赤ちゃんや小さい子はまだ知識がない分、身体の要求に素直に反応します。
スポーツ選手も普通の人より自分の身体を観察しているので、影響の良し悪しをわかっているでしょう。
身体に対して敏感な人たちが身体を動かし続けているとなれば、その大事さが見えてきます。
実は同じことが去年の学会発表で取り上げた『養生訓』に、運動で気を巡らすという表現で書いてあります。
気の巡りと言うと怪しく感じる方もいるかもしれませんが、要はエネルギーが身体中に行き渡ることです。
酸素なり栄養素なり体熱なりに置き換えるとわかりやすいかもしれません。
これらのエネルギーが不足した部位があれば当然機能不全に陥り、いずれ何らかの症状が現れてしまいます。
病を避けるために運動をする、ということは東洋医学に限らず様々な方面から聞こえてきます。
わかっていても忙しい現代社会では運動の習慣をつけるのはなかなか大変ですよね。
しかし、上記の例を考えれば何も本格的に運動をする必要はないのです。
寝相や柔軟のような動きで十分、軽く汗をかく程度でも身体には良いのです。
最後に『養生訓』から現代でもできそうなアドバイスを1つ。
「食後には、必ず数百歩、歩行すべし」
これならば5〜10分でできるので続けやすいのではないでしょうか?
ちなみに会長の連載には寝違えのことも書いてありました。
このブログで書いたことと概ね同じことでひと安心(笑)。
気になる方は雑誌か下記記事を見てみてください!
[関連記事:寝違えの原因は?]