寝相から気づいたこと②

前回に引き続き、娘の寝姿を見て気づいたことを書いていきます。
[関連記事:寝相から気づいたこと①
子どもの寝相と言うとあまり良い印象を持っていない方が多いのではないでしょうか?
その1つの要因が掛け布団を剥いでしまうこと。
親からしてみればその度に掛け直す手間がかかるわけですから。

ここで考えてみてほしいのが、なぜ子どもは布団を剥いでしまうかです。
これは簡単、暑いから。
子どもは体温が高いために放熱も多く、布団の中に熱がこもりやすいのです。
そう考えれば掛け布団を剥ごうとするのは至極全うなことです。

寝相から話を進めましたが、熱に敏感なのは起きてるときも同じ。
子どもが生まれたときに「子どもが泣くのは空腹か眠いか暑い」とアドバイスをもらったくらいです。
確かに最初のうちは防寒の加減がわからず包み過ぎて、次第に顔が赤くなり泣かれたこともありました。

基本的に物体は体積が小さいほど温度変化は起こりやすくなります。
子どもは身体が小さくて温度変化しやすい、しかも体温調節は未熟なので熱の影響を受けやすいのです。
子どもの発熱で後遺症が残りやすいのはこういうわけです。
無意識に子どもはそれがわかっているので、布団の中に熱がこもれば必死に剥ぐのです。

熱をこもらせない方が良いのは大人も同じです。
子どもほど体温が急に変化しないので、布団を剥いだり機嫌が悪くなったりしにくいだけ。
身体は確実に熱の影響を受けています。

例えば最近のように1日の寒暖の差が大きい時期、朝夜の温度に合わせた服装で昼を過ごすと暑すぎます。
服の内にこもった熱に対応しなければならず、身体は消耗していきます。
暑すぎて身体の調整機能を越えると色々な症状につながってしまいます。

例えば花粉症、これも熱が大きく関係してきます。
[関連記事:花粉症に鍼灸が効く理由
もちろんどんな症状も身体に疲れをためないことが第一です。
その上で、赤ちゃんの寝相に見習い、熱がこもらないように調整するのがこの時期を乗り越えるポイントですね。