12月になって寒さが本格的になってきました。
そうなると活躍する家具の一つがコタツです。
先日、山梨はコタツ利用率日本一というニュースがありましたね。
[関連記事:実は北海道より沖縄の方がこたつを持っている! – ウェザーニュース
僕もお世話になっていて、日本の素晴らしい文化だと思っています。

コタツに入ったことがある人なら、大抵うたた寝をしてしまった経験があると思います。
僕の実家では母親が「コタツがあると寝てしまうから」と言って置いていなかったくらいです(笑)。
人間の身体では寝る前にわずかに体温が上がります。
コタツで眠くなるのは、寝る準備で温まったのと誤解してしまうからです。
しかしそこで眠気に負けてしまうと、コタツが素晴らしいものから一転して危険なものになってしまうのです。

コタツで心身ともに気がゆるむ

コタツ寝の危険性はよく言われますね。
コタツに入っていると実感できないくらいの汗が出続けてしまうため、冷えや脱水につながるようです。
ひどいときには脳梗塞を引き起こしてしまうことも。

これは気のゆるみと考えれば東洋医学的にも納得できます。
[関連記事:「気のゆるみ」にご用心
コタツで温まると気がゆるみ皮膚が開きます。
すると体内の水分は汗として逃げやすくなりますし、寒い室内の外気は体内に入りやすくなります。
そしてもう一つ見落とせないのが長時間にわたり熱が供給されるということです。

温まりすぎも身体に毒

このブログでよく書くように、寒さ対策の基本は「温めるより冷やさない」です。
もちろん温めるなということではありませんが、温めることが身体の限度を超えると熱がこもってしまいます。
余分な熱というのは上部に集まるので、いわゆる逆上(のぼ)せ状態になってしまいます。
軽ければ顔が赤くなるくらいですが、次第に頭痛やめまいが起きたりします。
その極みが脳梗塞のような症状というわけです。

患者さんにもたまにコタツ由来の頭痛の方がいます。
昨冬、普段きている患者さんが立て続けに頭痛になった週がありました。
皆さん顔は赤く身体が火照っているものの、あまり風邪っぽい感じではありません。
そこで訊いてみると、もれなく発症直前にコタツ寝をしていたのです。
治療をして身体が余計な熱に対処できるようになると、頭痛も治まっていきます。

時代に合わせたコタツ活用を!

コタツは熱を逃がさないことで、風通しの良かった日本の木造建築に対応した素晴らしい暖房器具です。
しかし、今の住宅は性能がよく暖かいので少し注意が必要です。
コタツは隙間風がある環境で頭寒足熱を維持するためのもの。
現代では温まりすぎる可能性があることを忘れずに、上手にコタツを活用していきましょう!