目覚めたときの体調は?
天気予報によると、山梨は今冬の寒さのピークを抜けたものの、まだまだ寒い日が続いています。
患者さんからは「朝は冷えて痛い、動かしにくい」「朝は元気だけど夕方や夜つらい」という声が聞かれます。
これって実は大事なことで、身体がどんな状態か判断するヒントになるんです。
朝がつらい時は?
朝が一番つらいパターンは、冷えによる影響が大きい症状です。
朝は1日の中で最も気温が低く、寝ている間に運動が少なく産熱が減るため、身体が冷えやすい時間帯です。
この時間帯につらい症状が現れるのは、冷えが症状に関わっていると言えます。
夕方や夜につらい時は?
夕方や夜につらくなるのは体力の消耗を疑います。
1日の中で一番疲れがたまる時間帯だからです。
見方を変えると、睡眠を挟めばある程度は体力が回復している状態と考えることもできます。
もし寝ても疲れが取れない場合や、つらい時間が昼や朝にまで延びてきた場合は注意が必要です。
疲れが解消しきれず、体力の消耗が進んでいる可能性があるからです。
日常生活を見直し、睡眠や休息で回復できる範囲に活動を抑える必要があります。
身体の状態を把握することが大事!
東洋医学では、同じ症状・病名でも身体の状態によって施術内容を調整します。
今回の話はその身体の状態を把握するヒントの1つとなります。
鍼灸院に行こうと思っている方は、こういった情報もメモしておいてください。
きっと、より身体に合った施術を受けられるかもしれませんよ!