子どもが減っている……

少し前にこんなニュースがありました。
[関連ニュース:ことし1~6月に生まれた子どもの数 37万1000人余 去年同期比3.6%減 | NHK
出生数減少は毎年のニュースになって問題視されるものの、中々下げ止まる気配がありません。
こんな傾向が、当院にいらっしゃる患者さんにも反映されてきている気がします。

姙娠で悩む方が減っている?

開業してからしばらく不妊や逆子の患者さんが多い時期がありました。
その頃に比べると患者さんの総数は増え、不妊・逆子で来院される割合は減っています。
患者さんの傾向にはある程度の波がありますし、コロナ禍もあったのでその影響を疑ってはいましたが……。
[関連記事:不妊治療は継続しましょう!
新型コロナウイルス感染症が5類になって半年経っても状況が変わらないのは根が深い問題と言えそうです。

個人の意思を尊重するために

日本の少子高齢化を防ぐためにはどうしても一定以上の出生数が必要です。
しかし、妊娠・出産は人生における一大事ですから、社会的意義を理由に個人の意思をないがしろにするわけにもいきません。
だからこそ妊娠・出産の意思がある方がいたら希望が叶うようにサポートする必要がありますね。

幸い、鍼灸師は健康面から力添えすることができます。
[関連タグ:不妊
テレビや雑誌などで鍼・お灸の効果が紹介されることもありますが、まだまだ不妊対策の選択肢として存在感が足りていません。
冷えを解消することで不妊で悩む方の力になれる、ということをもっとアピールしていかないとなりませんね!

姙娠・出産希望の手助けに鍼灸を

上記のニュースについて考えたのは、患者さんからおめでたの話が届いたのがきっかけでした。
冒頭で不妊の方が減ったと書いたものの、今年に入って数人目の嬉しい報告です。
全てが鍼灸のおかげと言うつもりはありませんが、生理不順の改善なんかは僅かながら助力できたんじゃないかと思っています。
そもそも既婚者・妊娠希望者が減ってるなんていう論点もありますが、それでも妊娠・出産について悩んでいる方はまだまだいるはずです。
ご自身もしくは知り合いが該当するようでしたら、ぜひ鍼灸を活用してみてくださいね。