不妊治療は継続しましょう!

先月こんなニュースがありました。
[関連ニュース:妊娠届、5月は17・1%減少…コロナで産み控えか : yomiDr./ヨミドクター(外部サイト)]
当院に赴任改善のために来ている方にも、コロナが落ち着くまで中断という方が何人もいました。
患者さんの話を聞くと、「病院へ行くのが怖い」「有効薬と言われるアビガンは妊娠中には使えない」などが不妊治療をためらう理由になっているみたいです。
もちろん用心するのも1つの選択肢ではありますが、今回は敢えて治療継続をおすすめしようと思います。

不妊治療は一朝一夕にしてならず

このブログでも何度か書いている通り、東洋医学から観ると不妊は冷えと強く関連しています。
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人によりますが、月経不順や無月経を伴うようであれば冷えはかなりの程度と考えられますね。
この冷えは場合によってはかなり手ごわく、順調に体質改善が進んでも結構な時間がかかってしまうんです。

コロナ終息までに準備をしっかりと!

日本や欧米に第3波が訪れていることを考えると、コロナ禍が終息するまでにどのくらい必要か予想もできません。
予防・治療についても研究が進んでいますが、見通しが難しい部分もあると思います。
下手したら数年後となるコロナ禍の終息を待ち、それから冷えを改善していくとなると何年後になってしまうかわかりませんよね。
コロナ禍中に妊娠は望まないとしても、その間に冷えをしっかりと解消しておけば状況が落ち着くと同時にスタートダッシュが切れるというわけです。

鍼灸でリラックスすることも大事

コロナ鬱という言葉が出来たように、感染症への不安に負けてしまう人も出てきているようです。
ましてや妊娠・出産を目指している方ならば、将来の計画が立てられずになおさら不安になることもあるでしょう。
もちろん油断せずに対策をとることはとても大事ですが、心配し過ぎて体調を崩してしまっては本末転倒ですよね。
御存じのようにストレスも不妊に強く影響しますから、終息を待っている間にいかにリラックスしておくかも大事になってきます。
鍼灸治療にはそういった緊張や不安を軽減する効果もありますから、コロナ禍でも不妊治療を中断せずに鍼灸を受けておくのがおすすめですよ。