しっかり運動しましょう!
やっと熱気も落ち着き秋らしい雰囲気になってきました。
秋の風物詩は色々ありますが、今回は運動の秋。
東洋医学からみても運動は健康にとって不可欠なんです。
身体にとって運動は当たり前
動物として発生して人間まで進化する過程で、特に類人猿になってからは、動き回ることで食糧を得てきました。
つまり、運動することが前提の身体の仕組みになっているはずです。
日本人というくくりで見ても2~3世代前までは移動に歩きは欠かせませんでしたから、日常は運動と共にありました。
数世代後なら歩かない生活に適応するかもしれませんが、少なくとも現代では身体にとって想定してない静動のアンバランスになっていそうです。
静があれば動がある
先月の記事で書いたように、気の理論で人体をみると、静と動は大事なバランスの1つ。
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前回は静の一例として睡眠を取り上げました。
動の代表と言えばやっぱり運動です。
運動不足で身体が静に偏っていると、元気は充分でも巡りが悪くなり段々と調子を崩していきます。
自分のペースで持続可能な運動を!
患者さんに「どのくらいまで運動しても大丈夫ですか?」と訊かれることがありますが、たぶん運動選手以外の人が運動をやり過ぎることはありません。
歩き移動の江戸時代ですら「健康のために歩いた方がいい」と書かれるくらいなので、現代ならばなおさらです。
気を付けるべきは、片寄った運動をしないことと、運動の量や強度を急激に変えないということです。
もちろん痛みがどこかにある人も、痛みを我慢するような運動は避けなければいけません。
どんな運動が正解となるかは個人差あり、自分の身体にあったペースで動き続けることが大事ですよ!