東洋医学的な検査結果活用法!

この時期、患者さんから健康診断の話をよく聞きます。
問題がなければ世間話なのですが、「今まで問題なかった項目が検診でひっかかった」となると不安に感じる方もいるんです。
こんな場合、異状のあるところを気にかけるのも大事ですが、冷静に日常を振り替えるのも重要なんです。

検査結果は身体のバランスの現れ

今までと違った検査項目が問題視されるようになったということは、視野を広げれば身体の状態に何らかの変化があったということです。
東洋医学の表現で言うと、何らかの原因で身体が疲れて身体のバランスが崩れてしまった。
検査に関わる部位のケアももちろん大事ですが、疲れも解消してあげないと次にいつ身体のバランスが崩れるかわかりません。

検査までの間に疲れの原因は?

このブログでも疲れが身体に及ぼす影響を何度か書いてきました。
それを踏まえて前回の検査からのことを振り返っててみてください。
大抵の場合は、大きなイベントやトラブル、習慣の変化といったものがあるはずです。
最初は「年齢のせい」なんて諦めていた患者さんにも、頑張って思い出してもらうと意外とこういった別の要因が絡んでいたりするんです。
健康診断のような定期的な検査だと、振り返るべき期間もはっきりしているんで思い出しやすいみたいですね。

健康診断を疲れ解消のヒントに!

疲れの原因が対処できるものならば対処してしまえば、身体のバランスが戻りやすくなります。
僕がお手伝いしてきた例で言えば、外傷のようなトラブルを鍼灸でケアしたら再検査では数値が正常範囲に戻っていたなんてこともあります。
こうやって疲れを少しずつでも解消しておけば、再び身体のバランスが崩れてしまう予防にもなりますよね。
健康診断の結果を最大限に有効活用するために、ぜひ過去を振り返って疲れ解消のヒントを探してみて下さい!