突然ですが、下記のパターンの共通点はわかりますか?

  • 疲れていると濃い味のものがほしくなる
  • 妊娠してから酸っぱい物を食べるようになった
  • 大人になってコーヒーの美味しさが分かった
  • 風邪をひいていて味を感じにくい

記事のタイトルと合わせれば、そんなに難しくないと思います(笑)。
身体の状態によって味覚が変わるという例を並べてみました。
このことについては以前も「好みの味が変わったら」という記事を書きました。

そもそも味覚を含む五感は実は結構あやふやなものです。
身体が弱ると過敏になったり鈍感になったりするのはよくあることです。
味覚以外で例を挙げれば疲れ目、くすぐったい、突発性難聴などなどです。
しかし、味覚は他の感覚の鈍い・鋭いとは少し違うニュアンスがあるような気がします。

味覚は口にするものの判別をするためにあるという説があります。
大まかに言えば甘味はカロリー、酸味は発酵、塩味はミネラル、苦味は毒、うま味はタンパク質です。
(辛味は味覚ではなく痛覚になります!)
甘さ、しょっぱさ、うまさが好まれるのは身体に必要な成分の目印となるからなんです。

これを踏まえると、身体の状態によって味覚が変わるという意味がわかってきますね。
その時に身体に必要な成分、不要な成分を踏まえて味覚は変化するのです。
つまり味覚も体調を知る重要なバロメーターになります。
これも最近こだわって書いている「変化に着目する」ということです。
普段の味覚と比べるからこそ違いがあるとわかるのです。

実は少し前にこれに近い経験をしたのです。
ある日、外食した時に水を飲んだらすごく冷たく感じました。
飲みこむのも嫌なほど冷たく感じたのです。
寒いというのもあったのかもしれませんが、そうだとしても冷たすぎます。
アイスを食べてもあんなに冷たく感じたことはありません。

不思議に思っていると、数日後に鼻血が出ました。
元々鼻血はほとんど経験したことないのに、それから何日か続いたのです。
恐らく学会発表が終わって疲れがドッっと出たんだと思います。
その疲れによってのぼせて鼻血が出たと推測できます。

のぼせと言うのは体内の熱がコントロールしきれずに上半身に集まってしまった状態です。
つまり普段より上半身が熱っぽかったので、水がより冷たく感じたのだとわかります。
僕の場合は長期間の疲れの蓄積でしたが、もし軽い疲れなら水を冷たく感じた時点で身体を労われば鼻血はなかったかもしれません。

このように症状が出る前には、身体に小さな変化が現れるものです。
(外傷が原因だと突然の症状もありえます)
生薬の広告で「東洋医学は未病を治す」と言っていますが、そのために必要なのがこうした変化を見逃さない視点です。
そして変化に一番気づけるのは自分自身なのです。
12月後半ともなれば寒さや忙しさで身体に負担がかかる時期です。
だからこそ小さな変化を見逃さないように気をつけてみて下さい。