自分でできるツボの探し方

自分で効くツボを見つけて身体の調子を整えられたら良いと思いませんか?
本屋に行くとツボにマッサージしたりお灸をしたりする本が増えている気がします。
置き場も目立つところにありますね。
自宅で身体をケアしたいと思う人は多そうです。
鍼灸院でも「自宅で何かできることはないですか?」と聞かれる機会があります。
そこで自分の身体でツボを探すコツを書きたいと思います。

ツボについて勘違いされがちのことがあります。
ツボは決まった場所にはありません。
と言うと市販の本などがでたらめに思われてしまうかもしれませんね。
本などに記されているのはいわば最大公約の位置です。
その辺りにツボがあることが多い、ということです。
しかし個人差もありますし、同じ人でも体調によって微妙にズレてきます。
それを踏まえてのツボの探し方です。

ツボには大きな特徴があります。
それは周辺と様子が違うのです。
一般向けの本にもそう書いているものがありますね。
ではどう違うかと言うと、何でもいいから違いがあるところです。
よくある違いは弾力がない、冷たい、温かい、硬い、痛い、感覚が鈍い、ザラザラしている、などです。
指先くらいの範囲でそのような違いがあるところがツボです。

ではどの辺りからツボを探せば良いでしょう?
もちろん市販の本などを参考にするのも一つの手です。
他にも症状がある周辺でも見つかります。
また、何も考えずに手が向かった場所というのも意外と正しいものです。
無意識のうちに肩こりならば肩を揉み、頭痛ならば頭に手を添えたりしていると思います。
それだけでなく疲れている時になぜかお腹に手を当てていたりする、というのもそこにツボがあるからです。
なんとなく“手当て”をしたいところ、そこがツボを探すポイントです。

見つけたツボが効くツボかどうか判断するのにも簡単な方法があります。
そのツボを押したときに治したい症状が和らぐかどうかです。
当たり前と思われるかもしれませんが、当然だからこそ重要です。
ツボを軽く押してみて症状に変化があれば、影響があるツボなのは間違いありませんよね!

さて、ツボが決まったらどうしたらいいか?
と書きたいところですが、ここまででも文が長くなっていました。
今回はここまでにしておきます。
次は見つけたツボをどう刺激をしたらいいかを書きますね!

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