リウマチに鍼灸は何ができるのか
先月、リウマチという単語がニュースを少しだけ賑わせました。
政治的な観点はさておき、リウマチに悩んでいる方には他人事とは思えなかったのではないでしょうか。
鍼灸師としても身近な単語ですから、この機会にブログに書いてみようと思います。
リウマチで悩む方は意外と多い
リウマチで悩んでいる方は、日本リウマチ財団によると「人口の0.4~0.5%、30歳以上の人口の1%にあたる人がこの病気にかかるといわれています」(関連サイト:関節リウマチについて | 公益財団法人日本リウマチ財団)。
しかし、意外かもしれませんが、リウマチの悩みで当院を訪れる方はほとんどいらっしゃりません。
他の症状で来院されている方が、「実はリウマチでも困っていて」と添えるパターンが多いんです。
中には「リウマチは治らない」という先入観で鍼灸で楽になるという発想がない方もいらっしゃいます。
関節で起きていること
リウマチの症状では関節の痛み、腫れ、こわばり、ひどくなると変形も見られます。
東洋医学ではこれを、巡りが悪くなり関節が動きにくくなっている状態と診ます。
巡りが滞ることで、必要なものが届きにくくなります。
さらに滞ったものが熱を持つと、腫れや痛みとして現れることもあります。
雨風雪で道路が渋滞し、物資が運ばれない状態を想像してみてください。
しかも渋滞の中で事故が起きれば、ますます流れは悪くなります。
関節の中でも、似たようなことが起きていると考えるとイメージしやすいかもしれません。
諦めずに整えていくために
当院で行っている積聚治療は、疲れをとることで身体が本来の働きをできるように整えることを目的としています。
リウマチの方が鍼灸を受けると、まずは道路整備のように巡りを整えていきます。
雨風雪の影響を減らし、事故の後片付けをしながら、流れを少しずつ回復させていくのです。
道路が通りやすくなれば、必要なものも届きやすくなります。
もちろん、道路の荒れ具合や不足の程度によって、整うまでの時間はまちまちです。
それでも一歩ずつでも平時に近付いていくことを目指す、そんな鍼灸なんです。
リウマチでお悩みの方は、諦めずに鍼灸という選択肢も考えてみてください。
