季節外れの台風で
先週は季節外れの台風2号の襲来がありましたね。
各所で被害にあわれた方には、お見舞い申し上げます。
災害級になるほどの天候の荒れ、上陸していなくとも身体への影響の大きかったと推察できます。
実際に、台風前後には体調を崩した方が続出しました。
台風は強風&低気圧
台風は平たく言ってしまうと、すごく風の強い熱帯低気圧です。
風は気圧差によって生じることを考えると、台風は周りよりかなり気圧が低いと言えるでしょう。
ましてや今回は梅雨前線や線状降水帯の相乗効果もあり、劇的に気圧が変わりました。
いつもより症状がつらくて不思議がっている患者さんもいましたが、気圧への対応が追い付かなかったと考えれば納得できます。
台風一過も良いことばかりでは……
台風が過ぎた後も見逃せません。
多くの場合、台風が過ぎた後は暖かい空気が流れ込むことと高気圧で台風一過となります。
天気だけ言えば晴れですが、問題は台風通過中との落差です。
低気圧になんとか対応した後に、今度は急激な高気圧・高温にも対応しなければなりません。
そのギャップに耐えきれず台風翌日に悪化した方も何名かいらっしゃいました。
台風中は乗り切れても、台風一過までは余力が残ってなかったということですね。
今月は今後も注意!
山梨の6月前半だけ見てみても、台風2号→台風一過→梅雨入り→台風3号と天気が安定していません。
上記のように、極端な天気の変化ではどうしても影響を受けがちです。
ただ、幸い天気予報の精度も上がってきているので、こうした天気の波を事前に知ることができます。
予め体力を温存しておく、台風前後に鍼灸の予約を入れておく、など予報に合わせて対策がとるよう心掛けてみて下さい。