妊活前からできるケアもある!

数日前の山梨日日新聞に「受胎前 健康と向き合う」という記事が載っていました。
記事中に登場するプレコンセプションケアという言葉、恥ずかしながら初耳でした。
調べてみると「将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと(国立成育医療研究センター)」と出てきました。
要は妊娠前からしっかりケアをしていこう、と言うことですね。

東洋医学的からみた不妊

何度かこのブログにも書いていますが、当院にも不妊で悩んでいる方々がいらっしゃっています。
西洋医学的な検査で問題が見つかった方もいれば、原因不明と言われた方も。
こう書くと不妊にも多種多様なパターンがあるように思えますよね。
手術経験があるなど器質的な問題がある場合は別として、機能的な不妊の方には東洋医学的に考えると共通の原因があります。
一言で言ってしまえば、身体が弱っているということです。

妊娠に必要なのは十分な生命力!

妊娠中は母子2人の命を抱えることになるわけですから、いわゆる生命力に余裕がなくてはなりません。
身体が弱っていて母体の健康を維持することで精一杯といった具合だと、妊娠に関わる余力を捻出できないのは当然ですよね。
もし何とか懐妊できても、山あり谷ありの十月十日となりがちです。
そこで当院では、東洋医学の考えに基づいて生命力にアプローチすることで、妊娠する余力をつけていくという方針をとっています。

身体の弱りには兆候あり

不妊に関わる身体の弱りは、妊活を始めてみないとわからないわけではありません。
患者さんの話を聞いてみると、身体の冷え方や生理の様子などの異状を妊活以前から抱えているものです。
これらの異状が身体の弱りの兆候だとわかっていれば、妊活前からでも不妊のケアをできるというわけです。

プレコンセプションケアという意識が広がれば、不妊に悩む方も減るんじゃないかと思います。
それに併せて是非とも鍼灸施術も受けてみて下さい。
東洋医学の視点での身体の情報もわかってくれば、選べる対応も増えてくるはずですから。
いざ妊活!というタイミングで焦ることのないように、早め早めに動き出してみてくださいね。