夏こそお腹を温めませんか?
前回「お腹が冷たくないですか?」という記事を書きました。
今回はそもそもお腹を温めた方がよいのでは?っていう話を書きたいと思います。
右のイラストにあるように、人間の身体では基本的に身体の中心部は外部の気温より温かく保たれています。
つまり身体深部温度>外部気温というバランスです。
しかし、夏で37℃以上の気温になると、身体深部温度<外部気温となってしまいます。
こうなると想定外の温度バランスですから、前回に書いたような冷たさがなくても身体の調子は崩れていきます。
身体の調子が崩れた結果は生活環境などにより人それぞれと言えますが、夏バテとなって現われるのが一般的ではないでしょうか。
夏バテ対策で温かい飲み物を摂るという方法は聞いたことありませんか?
これは温かい物をお腹に入れることで、体外の空気より温かくなるからだと理解できます。
夏は冷たい物しか飲まないという方も温かい飲み物を試してみてはいかがですか?
口に含んで飲むこむまでは熱く感じるのですが、お腹に入ると意外と快適。
もし汗が出てくればこもっている熱が放出されるので、暑さ対策としての効果はアップします。
鍼灸師らしい話をしますと、自分が暑さで疲れたときにはお腹にお灸をします。
お腹がダイレクトに温まるだけあって、かなりリラックスできますよ。
市販のお灸でも同様の効果は期待できるので、暑さに負けそうなときにお勧めです。