今年の冬は「何十年に一度の寒さ」という表現を耳にする機会が多くありました。
その厳しさは皆さん嫌と言うほど実感してきたと思います。
実はそれに伴って、もう1つ身体に負担をかける要因があったのです。
それはタイトルにある通り乾燥。
「乾燥で不調」と言うと単純ですが、患者さんを診ていると色んなパターンがあるとわかるんです。

乾燥はなぜ負担?

空気が乾燥していると、身体で外気に触れている部分から水分が奪われていきます。
むくみを想像してもらうとわかる通り、身体の中で水分が多い部位は冷えてきます。
その水分が乾いて減るのですから、潤ってるときに比べて火照りやすくなってしまいます。
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乾燥の影響は様々

空気の乾燥による症状でわかりやすいのはノド。
呼吸で外気が通る際に乾かされてしまい、火照りが炎症に繋がります。
その結果、ノドがイガイガしたりセキが出たりするんです。

肌の痒みもわかりやすいですね。
通院しているアトピーの患者さんたちも痒みが増してつらそうでした。
そこまでひどくなくてもなんとなく痒い、というくらいなら経験したことがあるのではないでしょうか?
痒みは熱による症状なので、乾燥により現れてしまうんです。
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疲れをとって乾燥に勝つ!

恥ずかしながら今年は僕も乾燥に負けてしまい、何日か声が変だったりマスクをつけたりしていました。
これは僕が元々喘息持ち、つまり呼吸器が弱点であるためです。
症状はその人の弱い部分から現れやすいため、上記のように人によって症状が違ってくるんです。

僕がマスクをしている理由を説明すると、「そんなに乾燥してるの気になりませんでした」と言う患者さんがいました。
乾燥の影響を受けやすい部位が弱点になっていない体質、と考えることもできます。
ただ、この患者さんはそもそも目立った症状がなく健康管理に来院している方。
身体の疲れが少なく、乾燥に負けなかったとした方が自然かもしれません。

身体が本調子ならば、表面が乾いてしまっても体内の水分調整機能で潤いを補充できます。
乾燥で症状が出るということは、身体が疲れていて水分調整機能を働かすにはエネルギー不足ということです。
(僕がノドをやられた時も疲れの心当たりがあります…)
寒さは和らいでも油断せず、乾燥に負けないよう疲れを避けて下さいね。