前回、アトピーについて書く中で冷えのぼせをとりあげました。
[関連記事:アトピーは冷えのぼせから治そう!
冷えのぼせとは身体が疲れているせいで体熱の循環がうまくいかず、全身の冷熱が不均衡になってしまった状態です。
その熱が痒みにつながるという話でしたが、実は他の症状が起きてもおかしくないのです。
そんな危ない冷えのぼせを早めに発見するポイントの1つが目の充血なんです。

冷えのぼせの一因は血流

そもそも冷えのぼせはどうして起きるのでしょうか?
先ほど書いた体熱の循環、これを担っているのが血液です。
熱の元となる酸素や栄養を届けるのが血液の仕事ですし、血液自体も筋肉などの近くで温まることで熱を運びます。
血流が悪くなると、血液によって均等に分布していた熱も片寄ってきます。
これが冷えのぼせに繋がるのです。

ここまでは医学の東西に関係なく納得してもらえるはずです。
東洋医学ではもう一歩先、なぜ血流が悪くなったかを考えます。
身体にはもちろん全身の血流を適切に調整する機能があります。
しかし、疲れがひどい場合には血流調整機能を働かせるエネルギー(いわゆる気)が不足してしまいます。
その状態で気温の変化などに身体がさらされると、血流調整ができずに体熱にムラができてしまうんです。

充血チェックで早めに休息を!

血流が悪くなると、身体の中に血液の多い部分と少ない部分ができます。
血液が多い、つまり充血しやすい部分は身体の表面や上部です。
だから表面と上部を同時に満たす顔面は冷えのぼせになると赤くなりやすいんです。
中でも目や唇は血管が皮膚近くまで来ているので特に影響が出るのです。
唇は口紅などで見にくいことがありますが、目の充血は比較的すぐわかります。
そこで目の充血をチェックすることをお勧めしているのです。

実際に当院でも冷えのぼせによる症状、例えば頭痛や肩凝りで悩んでいる患者さんに充血チェックをお願いしています。
もし次の予約までの間に目が充血したら早めに来てください、という具合です。
忙しくて定期的に来るのが難しい人にも来院の目安になりますね。
自分で体調を把握しやすくなると、鍼灸治療を含む健康管理がしやすくなります。
このブログを読み終わったら鏡を見てみてください。
もし心当たりがないのに充血しているようなら要注意ですよ!