ここ数週間、読売新聞で元レスリング選手の小原さんの連載がありました。
 [関連ニュース:[レスリング金メダリスト 小原日登美さん]運動性無月経(1)/ 読売新聞
運動選手と月経の関係には、同じく読売新聞でこんな記事もあります。
 [関連ニュース:女性運動選手の健康調査…無月経・疲労骨折/ 読売新聞

何度かこのブログでも書いている通り、回一堂鍼灸院には不妊の方が結構いらっしゃいます。
 [関連タグ:不妊
話を訊いてみると、程度の大小はあるものの月経に問題が現れていることが多いのです。
その中でも月経の間隔が長い、月経が来ないと言う場合が今回の話です。

大前提として月経とは人間の身体で唯一正常な出血です。
しかし、正常とは言え血液を失う。
血液とは全身に酸素と栄養を運ぶ働きを持っています。
これを東洋医学的な表現に変えると、血液は熱を運ぶものです。
つまり出血とは熱を失うことなのです。

以前このブログでも書いたように妊娠には熱が必要です。
 [関連記事:不妊と低体温
女性は普段から妊娠のために熱を蓄え、妊娠をしなければ経血と言う形で体外に出す。
これが生理周期の解釈になります。

その月経が遅れたり来ないということは、身体に熱が足りていないと推測できます。
身体が冷えているために熱が蓄えられず、月経という正常な出血でも避けようとするのです。
正常な月経周期が保てないほどの冷えというとかなり強力です。

上記のニュースのような運動選手は、体力を運動で使ってしまって月経のために発熱する余力がないと考えられます。
運動をやめれば徐々に回復してくるかもしれません。
それ以外で月経が遅れたり来ないとすれば特に深刻です。
本格的に運動している方たちと同じくらい、どこかで体力を消耗しているということですから。
まだ妊娠を考えていない方でも、月経が遅れたり来ないということがあれば早めに冷えを解消して身体が自然に温まるようにしておくことが大事です。