鼻で呼吸をできない理由(2)
前回は鼻炎が落ち着いても口呼吸のまま、という体験談を書きました。
[関連記事:鼻で呼吸をできない理由(1)]
小さい頃からずっと鼻炎が原因だと思っていたのに、それだけじゃなかったのです!
ふと不思議に思って改めて鼻呼吸をしてみると、原因が浮かび上がってきました。
鼻炎ではない状態でも、鼻から十分な量の空気が吸えていませんでした。
こちらでも書いたように、僕は小さい頃から喘息持ちです。
その影響か呼吸機能が弱く、大人になってからも肺活量などが小学校高学年レベルと言われました。
ここで運動後を思い出してもらいたいのですが、鼻呼吸でも空気が足りなければ自然と口呼吸になります。
僕の場合はそれが運動後に限らず、普段からその状態だったというわけです。
こういうパターンの口呼吸もきっと珍しくないと思います。
呼吸機能に問題がある場合は鼻だけにアプローチしても解決しません。
(正確に言えば、鼻も呼吸器であり呼吸機能を担っていますが)
一般的な鼻へのアプローチではテープで鼻腔を広げる、点鼻薬を使う、手術をするなどがあります。
しかし、これらではいつまで経っても口呼吸をできるようにならない場合もあるということです。
小さい頃、親に「口を閉じていなさい」と言われる度に「苦しくてムリ!」と思っていました。
呼吸を改善したいのならば、やみくもに鼻で呼吸をするだけではダメだったというわけです。
原因である呼吸器の問題の解消が必要です。
そのためには根本的な病因となる身体の疲れや弱りも見逃せません。
僕の鼻炎や喘息は鍼灸治療でかなり改善しました。
とは言え、まだ鼻呼吸には不十分なので仲間の鍼灸治療を受ける必要がありそうです。
もし口呼吸でお悩みの方がいたら一緒に鼻呼吸を目指しましょう!