お灸で元気を補おう!

学会での発表も無事に終わり、久しぶりに肩の荷が下りた日々を過ごしています。
発表した内容はお灸!
前回の記事で書いた元気との関連を発表してきたんです。
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暑さにやられてもお灸?

今回の学会発表のジャンルは症例報告、実際に鍼灸院で行った施術を報告しました。
内容は暑さにやられた、たぶん熱中症の方にお灸をした話。
でもこのお灸が効果覿面!
患者さんが訴えていた頭痛や吐き気みたいな症状が、お灸した直後にさっぱり消えてしまったんです。

お灸で元気を補える?

暑さにやられた方をお灸で温めて効くのって、なんか変だと思いませんか?
この不思議の秘密が元気なんじゃないか、というのが今回の発表です。
『養生訓』という本によると、元気はいわゆる「草木萌えいづる春」に通じます。
春と言えば暖かいですよね?
だからこそお灸であたためることによって元気の働きもよくなる、とされています。
だからお灸は、冷えや熱に関係なく効果が現れるんです。
(詳しい理論は難しいので割愛させてください)

お灸で外気に負けないように!

元気が充分になると、身体自身もきちんと働くようになります。
そうすると暑さにも負けにくくなるので、この患者さんの症状が解消できたというわけです。
もう寒くなり始める季節ですが、冷えでも同じこと。
お灸で元気を補えば、冷えにも負けにくくなります。
本格的な寒さの前に、お灸はいかがですか?

東洋医学

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