手術もアフターケアが大事!
前回の記事ではワクチン接種が身体に与える影響を書きました。
[関連記事:ワクチンはアフターケアも大事!]
他にも身体に与える影響が大きい医療行為に手術があります。
このブログでも何度か言及していますが、改めて取り上げてみたいと思います。
手術はまごう事なき外傷
言うまでもないことですが、手術は外傷です。
もし疼きやひきつれなど自覚症状が残っていれば納得しやすいかもしれません。
ただ、普段は気にならなくても外傷として影響を及ぼしていることがほとんどなんです。
例えば内視鏡手術は比較的負担の少ない術式だとは言われています。
見た目も目立たなくなるので、ご本人が忘れていることすらあるくらいです。
しかし、痕を丁寧に診てみると、やっぱり外傷の反応が見つかります。
考えてみれば内視鏡は前回書いた注射よりも太いものが深く入るのですから、当然といえば当然ですね。
抜糸しても完治にはまだ早い!
当院では外傷を病因として重要視しているので、手術の痕にも積極的にアプローチしていきます。
実際にそうすることで、様々な症状に変化が見られます。
パッっと思い出してみただけでも、逆子・腰痛・頭痛・多汗症・五十肩と多岐にわたっていますね。
もちろん症状だけではなく、外傷の影響が減ることで身体全体の様子も改善していきます。
面白いのは、痕自体の色やひきつれも消えてくることがあるんです。
切開した部位がくっついて抜糸すれば終わりではなく、まだまだ傷としても治る余地があるということがわかります。
だからこそ、そこに施術すると治療効果が現れるとも言っていいかもしれません。
おまけの効果として、痕がほとんど目立たなくなって喜ぶ患者さんもいましたね。
身体の疲れのケアも大事
もう1つ忘れてはいけないのは、手術の前から身体はかなり疲れているということです。
手術を選択しなければいけない病になるほど、身体が疲れているというのですから(転倒や事故などによる骨折は別として)。
この疲れは手術をして病巣にアプローチするだけでは解消されません。
それどころか手術自体の体力消耗もあるくらいです。
手術はもちろん何らかの病の改善を目的に行われる医療行為です。
しかし、手術を終えただけでは安心するにはまだ早いんですね。
外傷のケア、そして疲れのケアをしっかりして、手術後の生活をより安心・健康なものにしていきましょう!