継続は力なり

冬季のオリンピックとパラリンピックが無事に閉会しました。
競技自体がテレビで放送されるのはもちろん、選手のドキュメンタリー番組も作られていました。
ドキュメンタリーで選手の人たちの努力する姿を見ると、コツコツ継続することが大きな結果につながることを改めて実感できます。
これはスポーツだけに限らず、すべてのことに共通する法則ですよね。
もちろん健康や鍼灸だって同じなのです。

治療は継続することが大事

鍼灸院に来る方の中には、それ以前にも色んな治療を試している方もいます。
話を聞いてみると、「○○で治療を受けてみたけど症状が変わらなかったから行かなくなった」ということ。
気持ちはわかるのですが、あまりに見切りが早いと損をする場合だってあるんです。
鍼灸治療に限らずどんな治療法・技術・薬であっても、治療効果が出るまでに時間がかかることがあります。
症状の変化の有無に関係なく、ある程度の期間は1つの治療を継続してみるのが大事なんです。

当院でも継続することで効果が出たという方はいらっしゃいます。
とある50代女性の方は、旦那さんが効果を実感して定期的に来院するのに合わせて治療を受けていました。
最初のうちはなかなか症状が変化しませんでしたが、数ヶ月経って急に症状が楽になったのです。
治療を特別変えたわけではありません。
継続して治療を続けた結果、やっと症状に変化が現れるくらい身体の疲れが取れてきたというわけです。

効果を実感して継続!

とは言え、効果の実感が全くないままで治療を継続というのはつらいですよね。
当院で行っている積聚治療では、ツボやお腹の様子の変化で効果を実感してもらっています。
そうして治療を重ねているうちに、気がつけば症状も軽くなっているという流れになるんです。
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継続して健康管理も

一般的に症状が消えれば鍼灸治療は必要ないと思われがちです。
本当に理想的な生活ができれば確かに治療を受ける必要はなくなりますが、それがなかなか難しい!
日常生活の中でどうしても疲れが溜まってしまうので、症状が改善した後でも鍼灸治療を受けることをお勧めしています。
1ヵ月に1度でも、鍼灸治療を受けると受けないとで体調の維持のしやすさが大きく変わってきます。

かくいう僕も今年に入ってからバタバタしていて治療を受けることができていないので、ちょっとしたことで疲れやすいなぁという実感があります。
例えば冷たいお酒を飲んだ翌日には、疲れが花粉症という形で出てしまったり(苦笑)。
症状の改善から健康の維持まで、ペースを調整しつつも継続して鍼灸治療を受けるのが大事なんです。