不思議なことに、ある特定の症状の患者さんが集中する時期があります。
開業して以来の傾向を振り返ってみると不妊、耳鳴り、頭痛などがそれぞれ多かった時期がありました。
そんな中で、昨年は更年期障害で困る方が多い年でした。

閉経前後で何が変わる?

東洋医学的にみると、月経の時には血液が失われることで身体が冷えてしまいます。
月経時にお腹を温めると楽になることからも、女性の方には実感があると思います。
閉経を迎えるということは、身体が冷えることがなくなるということなんです。

温かい身体に慣れるまで

冷えなくなるというと良いことのように思えますが、身体は何十年も定期的に冷える前提でやってきました。
そのため出ていかずに身体に残る熱の処理に慣れていないわけです。
行き場に困った熱は、性質に従って上部や表面に集まるようになります。
その結果が、のぼせ・ほてり・頭痛・全身倦怠感・不眠・不安・憂鬱などといった症状になるんですね。

更年期を想定内におさえましょう!

閉経自体は誰にでも訪れる出来事なので、それで体調を崩すのは仕方ないと思いがちのようです。
しかし、鍼灸院で治療を受けて楽になる方は大勢います。
これは身体が万全であれば、上に書いたような熱が負担にならないよう上手く対応できるということです。
閉経は身体にとって想定内の出来事と考えれば不思議ではありませんよね。
鍼灸治療などで身体調えておけば、更年期も怖くないということを是非覚えておいて下さい。