太子堂鍼灸院に2年通ってみて
回一堂鍼灸院の定休日は金曜日です。
定休日と言っても休んでいるわけではなく、東京の太子堂鍼灸院で働いています。
太子堂鍼灸院は僕が所属している積聚会会長の鍼灸院です。
そこでスタッフとして治療を行っています。
太子堂鍼灸院には2013年から通っていて、先週でちょうど2年になりました。
会長に「スタッフに空きができたから」と誘われてから2年も経ったとは信じられません。
月並みですが、あっという間の2年でした。
会長の鍼灸院で働いていると言っても、技術的な指導などはありません。
僕も会長も患者さんを治療しているので、当然と言えば当然ですね。
積聚治療の講習会を修了していることが前提なので、一通りのことは習得済みのはずですし。
大きいのは精神的な部分です。
ちなみに会長は50年近く鍼灸に携わってきた大ベテランです。
ただの大ベテランではなく、鍼灸に熱中してきた大ベテランです。
しかも僕にとって会長は師匠の師匠にあたります。
直系の大先生なのです。
そんな会長と休憩時間などに話をできるということが大きいのです。
会話を通して色々なことに触れることができます。
鍼灸師としての矜持、鍼灸師としての心構え、鍼灸師としての熱意。
これらは学ぼうと思っても簡単には学べません。
講習会という形でなく普段の鍼灸院で会長に接することで、様々な場面から感じとれるのです。
実際に太子堂鍼灸院に通うようになって、鍼灸師としての物の考え方はかなり変わりました。
そうは言っても僕にはまだまだ人生経験が足りませんし、鍼灸師としても鍼灸師全体で見れば若手もいいところです。
太子堂鍼灸院でこれからも学べることはたくさんあると思います。
それでも2年通って、特にこの1年は、得たものが多いのです。
去年の自分と今の自分は鍼灸師として全然違っている自信があります。
ここまで変化する1年はないのではないかと思い、太子堂鍼灸院2年に合わせて書いてみました。
毎週上京するのは疲れが溜まることもあります。
金曜日がお休みで患者さんにご不便をかけていることもあると思います。
それでも鍼灸師としての成長は僕にも患者さんにも有意義、そう信じて今日もこれから東京へ行ってきます!