押して痛いツボはありますか?

「そのツボが痛いとどこが悪いんですか?」
患者さんからよくいただく質問です。
ツボで悪いところがわかると思う方が多いのは、足つぼのイメージがあるかもしれませんね。
鍼灸にもツボの痛みで身体がどのように弱っているか読み取るやり方もあります。
そこで、当院ではツボから何を知ろうとしているか書いていこうと思います。

本来、ツボは痛くない

本来、優しく押して痛いツボはほとんどありません。
つまり押して痛いのは、身体が本来の状態から外れているサインです。
うちの流派でツボからまず知ろうとしているのはこのことです。
本来の状態と違うなら、それは疲れによって身体が弱っていると判断することができます。
そしてツボの痛みと同様に、疲れて本来の状態と違うから症状も現れると考えているんです。

痛いツボの数・配置・変化からわかること

押して痛いツボの“数”や“配置”も大事な情報です。
一般的に、痛いツボが多いほどより疲れていると推測できます。
また、痛いツボの配置から疲れで身体のバランスがどのように崩れているのかを知ることもできます。
そしてもう1つ大事なことが、施術前後で痛いツボの数や配置がどう変化したかです。
ツボの変化の具合によって、施術の効果がどのくらい出ているかも知ることができるからです。
このツボを使った見極めは、患者さんごとに合った方針を探していくのに欠かすことはできません。

日常で押して痛い場所は“疲れのサイン”

首肩コリや足がだるいと、無意識に自分の手で押しているなんてことありませんか?
その時に「いつもより痛い箇所」があるなら、ご自分の身体がより疲れている合図なんです。
押して痛いツボを休息や鍼灸受療のヒントにすると、身体を労わった予防的な生活につながりますよ。