マスクの悩みと鍼灸
新型コロナウイルス感染症が驚異となって早半年。
日常に新しい生活様式が定着しつつある一方、マスク着用の有無が原因のトラブルも散発しているようですね。
今回はマスクをつけたくても難しいというパターンを2つ取り上げてみたいと思います。
マスクをすると息苦しい
何を隠そう、僕自身にもマスクをしたくてもできなかった経験があるんです。
物心がつく前から喘息を患っていたので、肺活量が低くマスクをすると呼吸が間に合わなかったのです。
そのために、重度の花粉症なのにマスクができずに困ったものでした。
しかし、来院されている方はご存じのように、今はマスクをしていても問題なく過ごしています。
鍼灸治療を受けることで呼吸器の状態が改善したため、マスクで支障がなくなったということです。
各種のアンケートを見ると、マスクをすると息苦しいという方は少なくないようです。
そういう方はこの機会に身体の調子を見直してみてはいかがでしょうか?
筋金入りで呼吸器の弱い僕ですら改善したのですから、ちょっと息苦しいくらいならマスク平気になるかもしれませんよ。
マスクにたいして過敏
もう1つ、マスクの悩みで話題になるのは感覚過敏でマスクの肌触りに耐えられないというものです。
東洋医学的には五感が過敏になるのは、疲れによって感覚が亢進してしまった状態です。
当院でも時折、施術をしようとするとくすぐったくてジッとしていられないという方を診ることがあります。
こういう方でも回数を重ねていくと、いつの間にか難なく触れるようになってきます。
つまり感覚過敏でマスクがつらくても、疲れを解消すれば我慢できる程度になる可能性は十分あるんです。
マスクとの生活も上手に
現在わかっている範囲では、新型コロナウイルスの飛散を防ぐのにマスクは一定の効果があるようです。
そのため世界的にマスクが推奨されているわけで、未装着だと風当たりが強い場面もあるわけです。
もし未装着の理由が身体の不調によるなら、鍼灸が力になれるかもしれません。
コロナ禍での生活の一助に是非鍼灸を活用してみてください!