何度かこのブログにも書いていますが、今週末の学会で発表をしてきます。
発表のテーマは「易占からみる江戸時代の疾病観」です。
鍼灸師の学会なのに易という占いについて話してくるのです(笑)。

job_ekisyaそもそも易占という言葉がわからないという人もいると思います。
竹ひごみたいなものをジャラジャラする占い師がやっているのが易占です。
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言葉も易占から来ています。
太極図なんかも元々は易の説明に使われている図です。

その易占をなぜ鍼灸師の学会で話すかというと、易が東洋医学と関係してくるからです。
易占というのは歴史がとても長く、それこそ中国4000年レベルで続いてきています(東洋医学より古い!)。
歴史が長いだけではなく、中国では国公認の学問として扱われていました。
占いなのになぜ学問かというと説明が複雑なのですが、占いに使う理論がそのまま万物の法則として認識されていたのです。
国公認の万物の法則となると色々なジャンルに影響してきます。
その一つが東洋医学なのです。

東洋医学では良く「気」という言葉を使います。
東洋医学に詳しくない人でもなんとなく気で治すというイメージがあると思います。
実はこれが易の言葉であり理論なのです。
この他にも易の影響は東洋医学の中にたくさんあります。

日本でも江戸時代は基本的に東洋的な文化です。
その中での易と医学に着目した内容が今回の発表なのです。
馴染みのない人にはわかりにくいと思うので、これ以上は書きませんが……。

ファイル 2015-10-22 18 14 43先ほども書いた通り、易は万物の法則として東洋的な文化に影響を残しています。
もちろん日本の伝統的な文化もその一部です。
そこで日本の文化と易の関係を紹介した本を4冊ほど待合室の本棚に追加しました。
もし興味が湧いたら是非手に取ってみて下さい。

この本の中には山梨ならではの話もあるんです。
信玄公は出兵について、自ら易で占っていたらしいです。
山梨県民にとって易占は少しだけ身近かもしれませんね!

学会で発表するなんて初めてのことです。
しかも鍼灸の学会で占いという、もの凄い変化球なのです。
色んな意味で上手くいくかハラハラドキドキです。
今回の発表がすぐに治療に結びつくわけではありませんが、精いっぱい頑張ってきます!