今年の10月に行われる日本伝統鍼灸学会学術大会において発表を行うことになっています。
今年の始めには決まっていたのですが、そろそろブログにも書く決心ができました(笑)。

僕は学生時代から日本伝統鍼灸学会の会員で、ずっと学術大会にも参加してきています。
今までは他の先生の発表や講演を聴くばかりでしたが、いよいよ発表することになってしまいました。
申し込んだ時からもうずっと緊張しっぱなしです。
師匠からはそれこそ学生の時から「将来的には発表な」と言われてきたので、いずれ通る道ではあったんですけどね。

発表するタイトルは「易占からみる江戸時代の疾病観」です。
今回の学術大会のテーマが江戸時代の鍼灸なので、それとマイブームを合わせたらこうなりました。
江戸時代に病気について占われた記録が書物として残っています。
実は占いの背景にある原理・考え方は東洋医学と共通しています(と言いますか、東アジア文化全体の背景に易の原理・考え方があります)。
なので病気について占いはどう見ているかを調べることで、鍼灸とは違う角度から東洋哲学の疾病観を探ろうと頑張っております。

ちなみに当院で行っている積聚治療では、東洋的な医学を追及するために易の原理・考え方をかなり重要視しています。
どんな症状でも同じ治療で治せるのも、「万物は気でできている」という易の原理・考え方に基づいているからです。
なので今回の発表のための研究が進めば、鍼灸院での治療にもいい影響が出てくるんじゃないかと思っています。

占いと関連付けると読んでいる方に怪しいという印象を与えてしまうかもしれません。
ですが学会で発表が採用されるくらいなので、少なくとも鍼灸業界では受け入れる余地のある考え方なのです。
鍼を刺すと離れた部分の症状が消える不思議さの延長みたいな話だと、気軽に受け止めていただければと思います。
占いで治療内容を決めるわけではないのでご安心ください(笑)。