前回の記事で書いたように花粉症は鍼灸で克服できます。
[関連記事:花粉症でも諦めない!
今日はそのことを改めて実感しました。
マスクなしで自転車で往診に行っても、花粉症らしい症状は全く現れていません。
高校に自転車通学していた時には悲惨な状況だったのが、我ながらウソのようです。

さて、改めて花粉症について考えます。
花粉症は、文字通り花粉が原因のアレルギー反応です。
アレルギー反応とは平たく言ってしまえば免疫システムの誤作動です。
本来、免疫システムは身体にとって有害な物質が体内に侵入してきたら排除するように働きます。
しかし誤作動が起きると害のないものにまで免疫システムが働いてしまいます。
またも平たく言えば、身体の組織に対して誤作動すれば膠原病、無害な侵入物に誤作動すればアレルギーです。

ちょっと想像してみて下さい。
疲れてる時に精密な作業したら完璧にできますか?
万全な状態に比べて雑な作業になってしまいそうじゃありませんか?
免疫もこれと同じです。
身体が弱って免疫に割くエネルギーが足りなくなってくると、システムを働かす対象の判定が甘くなってくるのです。
その結果、身体の組織や無害な侵入物まで排除するべきものと認識してしまうのです。

ちなみに東洋医学では花粉症を含めこの季節にありがちな症状を風のせいとしています。
この季節は気温差が大きいですよね?
昼と夜、晴れと雨、日向と日陰、無風と強風、かなり寒暖の差を感じます。
このような気温差に負けずに体温を一定に維持する機能が皮膚には備わっています。
わかりやすいところでは発汗、鳥肌などです。
しかし身体が疲れていたり、気温差があまりにも大きいと、皮膚の調整機能が追い付かなくなってくるのです。
暖かくなっても寒いとき用の皮膚の状態だと熱がこもってしまいます。
逆に暖かいとき用の皮膚で寒い空気に当たると、身体が一気に冷えてしまいます。
そうなってくると身体のバランスは崩れ、色々な症状が現れてきます。

ここ数週間は、2/3以上の患者さんで身体が火照っている印象を受けます。
鼻炎症状がある人に限れば十中八九と言っていいくらいです。
この火照りは身体に熱がこもっている表れです。
治療をして皮膚の調整機能が働いてくると、この火照りはなくなります。
それと同時に鼻も通ってきます。
さらに継続して治療をしていくと普段から皮膚の調整機能が働くようになるので、気温差に負けず免疫の誤作動も減るのです。

鍼灸以外でも花粉症対策にできることはあります。
まずは疲れをためないようにして免疫や皮膚がきちんと働くようにする。
気温差に対応して服装や空調をこまめに調節する。
また、冷たい飲食は火照りをさらに増長させるので、口にするものは冷たくないものにする、などです。
僕はこれらを守らなかった時に、鼻や目に花粉症の気配を感じます。
花粉症の症状がほとんど出なくなったからこそわかる花粉症の悪化要因です。
繰り返しになりますが、花粉症は治ります!
諦めずに生活を見直してみて下さい。
生活改善で追いつかない方には、鍼灸治療が力になりますよ!