山椒は小粒でもぴりりと辛い

新型コロナウイルスのワクチン接種も進み、経験者がかなり増えてきましたね。
当院の患者さんからもチラホラ話を聞くようになってきました。
中には前評判通り、副反応が現れたという方も。
今回はワクチンの副反応に生活のヒントを見つけたので紹介したいと思います。

ワクチンが少量でも強い副反応

今回のワクチンは筋肉注射ということもあり、当初から副反応が話題になっています。
厚生労働省の情報によると接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱など。
〔関連サイト:これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか。|厚生労働省(外部サイト)〕
人によっては強烈な反応になるとも言われていますね。

ところで接種するワクチンの量をご存じでしょうか?
調べてみると0.3㎖、2回目を合わせても0.6㎖です。
重さにして1ℊにも満たないわずかな量です。

少しの刺激でも油断しない!

筋肉注射も思ったより痛くなくて液も少量、このように感じる刺激が軽くても場合によっては強烈な反応が出るわけです。
これはワクチンに限ったことではありません。
日常の中でも軽いと思った刺激が症状を誘発してしまうんです。

実際に患者さんたちの症状のきっかけになった刺激を挙げると、つまずく、サプリを1日1錠飲む、お風呂を5分長くした、頭に本が落ちてきた、食べ過ぎが1食あった、などなどです。
普通に暮らしてると気に留めない出来事ばかりですよね。
しかし、このような軽い刺激であってもきちんと外傷処置や生活習慣の見直しをするだけで、大きな症状が消えることもあるんですよ。

日常生活でも油断しない!

軽い刺激がきっかけなるなんて思ったこともない方がほとんどだと思います。
しかし、考えてみれば新型コロナやノロといったウイルスや、服用する薬だって少量が体内に入るだけで体調がガラッと変わります。
他のこともちょっとした刺激が体調に影響が出ても不思議ありませんよね。
このことを念頭に置いておくだけでも生活の中で注意すべき点を見直しやすくなると思います。
ワクチンの副反応が特別と思うのではなく、普段から軽い刺激に油断しないで過ごしてみてくださいね。