鍼灸師としては悲しいことですが、1年間で鍼灸治療を受けたことのある人の割合は5~7%という研究結果があります。
一般的とはとても言えません。
そのため患者さんも他の治療法を試した後に来る方が多いんです。
しかし、本当は発症したらなるべく早く来てもらった方が治りやすいんです。

早い方が病因を思い出しやすい

大抵の症状は何かのきっかけで身体の疲れが増すことで現れます。
そのきっかけというのは日常生活の中では些細なことだったりするんです。
お風呂の時間を長くした、新しいサプリを飲み始めた、歯の治療をした、などなど。
時間が経てば発症の時期との前後関係なんて忘れちゃいますよね。
だからこそ早めに来院してもらって、お話を伺いたいんです。

時間が経つと身体の負担が増してしまう

また、症状をかばうことで更に身体のバランスを崩してしまう恐れもあります。
痛い脚を庇っていたら逆も痛み出すなんて良く聞く話。
病因となった疲れをそのままに、庇うという負荷をかけた結果です。
また、体調が悪くて睡眠・食事・運動に支障が出るようになると、さらに身体は弱っていきます。
こうなってくると必要な治療回数も増えてきてしまいます。

第一候補に鍼灸を!

臨床の場でたまにあるのが、患者さんのアザから治療が進むことです。
「このアザどうしたんですか?」「言われて思い出しました。○○日くらい前にぶつけたんです」「痛みだしたのもそのくらいじゃありませんでした?」「そういえば!」
このパターンも来院が遅れてアザが消えてしまっていれば、外傷を思い出すのも部位の特定も断然難しくなってしまいます。
症状が現れたら記憶・痕跡が消えないうちに鍼灸を受けるのが、シンプルに治すコツなんです。