昨年末に来院された方はご存じかと思いますが、お恥ずかしいことにノドを痛めていました。
寒気や乾燥、ひどいときは発声などを色々なきっかけに咳が誘発されていましたが、特に気になったのが食事。
実は東洋医学的に考えるとどんな症状も食事と密接に関わってきます。
それを嫌というほど実感できたというわけです。

栄養をとって力をつける?

一般的に食事と言うと生きるためのエネルギーを摂取する行為です。
なので体調が悪いときほど力のつくものを食べないといけない、と思う人が多いようです。
実際に僕も年末に親に会った際、「早く治すために栄養つくもの食べて」と言われました(苦笑)。
確かに栄養という点だけに着目すればそれらしく聞こえますね。

消化は疲れる

忘れがちなのは、栄養を吸収する前には消化という段階が必要なことです。
食べたものを吸収できるくらい微細な状態に変えるためには内臓が働くので、当然エネルギーを使用します。
この消化のためのエネルギーが曲者です。
症状があるということはただでさえ身体が疲れているのに、さらに消化で消耗してしまうというわけです。

治すためのエネルギーを温存しよう

冒頭に書いたノドが弱っていた時も、いつもの量を食べると咳が出てしまうので少食にして対応していました。
患者さんの話を聞いても、食べ過ぎで症状が強く現れてしまうパターンは珍しくありません。
症状で困ってるならば回復のためのエネルギーを温存することが大事です。
量を調整するだけでなく、なるべく消化によい物(極端に言えばお粥など)を摂るのも効果的。
弱っている時こそ食事にエネルギーを使い過ぎないように気を付けてみて下さい!