つい先日、とある本を読んでいたら面白い記述がありました。
要約すると「ある行動に飽きるのは、その行動に関わる部分がそれ以上疲れないようにするため」ということです。
言われてみると、無理なく納得できそうです。
同時に、鍼灸がいわゆる発達障害にも適応できる理由の1つだとも思ったのです。

落ち着きがない=飽きやすい?

いわゆる発達障害傾向の患者さんやご家族は「仕事に集中できない」「授業中に立ち歩いてしまう」などの悩みを持っているようです。
理由を訊くと、飽きてきて集中できなくなってしまい、他のことが気になってくるということです。
上で紹介した理論を参考にするならば、この飽きやすさには疲れが関係してくる可能性がありますね。

どんな人でも疲れているときには集中力が落ちてしまうものです。
根を詰めてテスト勉強をしたら、疲れちゃって本番で集中できなかったなんて経験がある人もいるのではないでしょうか?
この観点で言えば、いわゆる発達障害の方は常に疲れているために集中に支障が出ていると言えるのではないでしょうか?

疲れが冷えに現れる

常に疲れているということを裏付けるのが患者さんの身体の冷たさです。
特にお腹にすごく冷たい部分がある印象を持ちます。
身体のどこかに冷たい部位があるということは、身体が弱っていることを表します。
ただでさえ弱っているからこそ、飽きるという形で更なる疲れを避けている可能性が高いですね。

疲れをとって集中力を取り戻そう!

東洋的な鍼灸、特に積聚治療は弱った身体を回復させることを目的にしています。
治療を続けて疲れから回復してくると、上記のような冷たかったお腹も段々と温かくなってきます。
そのまま治療の回数を重ねていくと、疲れを避けるために飽きてしまうということが少なくなるのです!

いわゆる発達障害は治らないと思われがちです。
確かに、疲れると飽きやすいという体質は変わりにくいのですが、疲れをちゃんとコントロールすれば日常での態度は変わってきます。
実際に落ち着きのなかったお子さんが、目に見えて穏やかになっていった例もありますから。
治らないと諦めずに、少しでも疲れを解消して集中力を取り戻していきましょう!