先日、衝撃的な記事がありました。
妊産婦の死亡理由で一番多いのは自殺なのだそうです。
[関連ニュース:妊産婦の死因、3割は自殺…産後うつが影響か : yomiDr. / ヨミドクター
鍼灸治療を通して産前産後の方を診てきて、思うところもあります。

落ち込みは弱っているせい

以前このブログでも書いたことがありますが、身体の状態によってストレスの受け方は大きく変化します。
身体が弱って余裕のない状態では、普段は気にならない些細なことでも柔軟に対応できなくなります。
その結果、ストレスを感じやすくなって精神的な負担が増すと言うわけです。
[関連記事:ストレスに負けない身体へ

妊娠・出産は人生最大級の消耗

言うまでもなく妊娠や出産はかなりの体力を使います。
命を宿すという神秘を経て、2人分の生命活動を担う10ヶ月間。
果てには何時間~何十時間もかけて痛みに耐えながら産み落とすわけです。
産後1ヶ月は安静を勧められることを思えば、相当な消耗なのがわかりますね。

妊娠・出産は変化も大きい

妊産婦の方ははそんな弱った状態でホルモンによる身体の変化、赤ちゃんの世話による生活の変化などに対応しなくてはなりません。
しかし、消耗によって身体が疲れ果てていると、そんな余裕もありません。
むしろストレスを感じやすい状態ですから、実態以上に変化による負担を受けてしまいます。
その負担に負けてしまうと、例えば産後うつと呼ばれるような状態になってしまうというわけです。

もちろん産後うつのような状態にならない妊産婦さんもたくさんいます。
消耗したとしてもストレスに対応する余力が残っていれば大丈夫なんです。
次回の記事では、鍼灸もその手助けができるという話をしてみたいと思います。