7月頭の梅雨明けより記録的な暑さが続いていますね。
ラジオで「命の危険がある暑さ」と聞いた時はぎょっとしましたが、実際に亡くなった方のニュースがある以上、誇張でない危険性のようです。
[関連ニュース:熱中症疑い、21人搬送 猛暑続きで急増 山梨(産経新聞) – Yahoo!ニュース

患者さんでも暑さに参ってる方がかなりいます。
しかし、自分では熱中症の兆候が出ているのに気づかない方もチラホラ。
そこで今回は簡単にわかる熱中症チェックのことを書いていきます。

昨日のトイレの回数は?

突然ですが、昨日トイレに行った回数を覚えているでしょうか?
患者さんに訊いてみると、意識していないためパッと出てこない方がほとんど。
改めて思い出してもらうと、そこで初めてトイレの回数が少ないことに気付くのです。

そもそも熱中症とはどういう状態でしょう?
例えば環境省では「体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まってしまいます。このような状態が熱中症です」としています。
体温の調整を行う際には、水分が大きな役割を果たします。
尿の量が少ないというのは、この水分が足りてない状態を示しているのです。

排尿は必要不可欠なのに……

尿というのは、西洋医学的には老廃物、東洋医学的には余分な熱の排出です。
(ちなみに冬場の排尿時に身体がブルッとするのは、熱を一気に失うためです)
正常では1日に1リットル以上の排尿があることを思えば、尿と同時に排出される熱もかなりの量です。
これを他の手段で代替するというのもなかなか難しい。
だからこそ、ちょっと飲まず食わずでも尿意はなくなりませんし、逆に尿が出なくなると大問題で導尿カテーテルが使われるわけです。

それほど重大な排尿ですから、汗で水分を使っているからといって簡単に量が減ってはまずいわけです。
トイレの回数が少ないというのは、尿の量に影響するほど水分が不足していることを意味します。
その状態が続くと体温調整機能がどんどん働きにくくなることを考えれば、トイレの回数が減ることは水分不足、つまり熱中症の兆候であると言えますね。

熱中症を対策をしっかり

もう1つ重要な要素が体力。
熱中症の要因に疲れや寝不足があげられるように、身体が万全の状態かどうかで熱中症の危険性が大きく変わってきます。
鍼灸が役に立てるのはこの身体の疲れの部分なんです。
実際に前述の患者さんたちも鍼灸治療のあとは、顔色や熱感などが落ち着いてきます。

前代未聞の暑さともなれば、身体が対応しきれないのも仕方ありません。
それでも元気に過ごすためには、熱中症の兆候を見逃さないことが大事。
早めに鍼灸と水分を活用して、上手に暑さを乗り切りましょう!