山梨では数十年来の寒さから一転、春なのにかなり暑くなってきました。
そのためか、このところ身体が火照っている患者さんが増えてきました。
こう書くと身体が温まりすぎたせいに思うかもしれませんが、実際はそこまで単純ではありません。
その前の段階として、身体の冷えが関係してくるのです。

しかし、冷えのせいで火照ると言われても直感的に理解できませんよね。
患者さんに伝えても不思議そうな顔が返ってきます。
どうすればいいか考えていたところ、良い例えが思い浮かんだので今回の記事でとりあげてみます。

雪国の家とのぼせは同じ!

「冬に最もアイスの消費量が多いのは北海道」という話は聞いたことはないでしょうか?
外の寒さに負けないように室内をかなり温めるため、冬でもアイスを食べたくなるそうです。
嘘か真か、夏よりも温度が高いなんて話もありました。
身体が冷えのせいでのぼせる流れは、このエピソードに近いかもしれません。

身体が疲れると、まずどこかしらが冷え始めます。
その冷えに身体が気付くと、冷えを解消しようと普段より発熱します。
冷えがひどければひどいほど、発熱量も必要になります。
その結果、北海道の室温のように温かい時より熱くなり火照ってしまうのです。

燃料が切れれば温まらず……

北海道の例に戻りますと、室内を温め続けるには当然燃料が必要です。
燃料がタンクに残っているうちは良いのですが、足りなくなればたちまち寒くなるでしょう。
暖房の燃料ならば補充は簡単ですが、人間の場合はそうはいかないのが問題です。

人間で燃料に相当するのは、いわば生命力。
使い続けて疲れ切ってしまえば、暖房の燃料と違って中々補充はききません。
そうなれば身体を温め続けることはできなくなり、どんどん冷えていきます。
ちなみに加齢により平熱は下がっていくという調査結果もあります。
[外部サイト:高齢になったら、平熱を測りなおしましょう|テルモ体温研究所
加齢とは寿命に向かって生命力が低下していく過程なので、やっぱり生命力と体温は関係ありそうです。

冷えを避けてのぼせを防ぐ!

この時期で言うと、花粉症ものぼせによる症状です。
花粉症対策としてマスク以外に何をしたらいいかわからない、という患者さんは結構多いんです。
しかし、身体を冷やすようなことを避ければ意外なほど花粉症が楽になったりするんです。
[関連記事:花粉症でも諦めない!

他にものぼせによる症状には火照りはもちろん、頭痛を始めとする上半身の症状、痒みなどの皮膚症状などもあります。
[関連記事:アトピーは冷えのぼせから治そう!
騙されたと思って、冷たい飲食を避けたり湯冷めしないように気をつけるなど、冷えないようにしてみて下さい。
燃料である生命力の節約が健康の近道なのですから!