前回の記事で赤ちゃんが口にするものについて書きました。
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5ヶ月を迎えた娘は、夜だけミルクも足すものの、基本的には母乳でお腹を満たす生活を送っています。

ほとんど母乳ですんでいるのは幸いにも妻から母乳が出ているおかげです。
しかし世の中のお母さんには母乳が出ないで悩んでいる方もいると思います。
生命力の低下、という東洋医学的な観点から母乳について考えてみます。

母乳が出ない時によく言われるのは凝りの問題です。
胸や肩、背中の筋肉が凝っていると乳房への血流が悪くなるので、自分でできるマッサージや体操などが指導されるようです。
プロのマッサージ師にはもちろん、鍼灸にもこの観点から治すツボや技術があります。

しかし、東洋医学的に考えるともう一段階進んだ考え方ができます。
母乳は赤ちゃんが生きるためのエネルギー源。
つまりそれを与える母親にエネルギーの余裕がなければならないのです。

ここで言うエネルギーとはカロリー・栄養分を含めた生きるための力、つまり生命力を指しています。
母乳の出に悩んだ方の身体を診ると、生命力の低下が冷えなど他の形でも現れています。
上で書いた凝りも、元はと言えば生命力が低下するために筋肉が固くなってしまうのです。
逆子の後に母乳で悩む方が多いのも、生命力低下による冷えのせいだと考えれば不思議なことではありません。

出産は生命の正常な営みとは言え、母体に負担になるのは間違いありません。
その疲れを残しておくことは、後のことを考えれば決して良いことではありません。
ミルクで代用できるからと思わず、母乳が出ないほど弱っていると考えてみて下さい。

出産直後の外出はなかなか大変なため、母乳が出にくいからと言って鍼灸院に足を運ぶ人はほとんどいません。
しかし往診などを駆使して、授乳という子育て第一歩の手助けにしてもらえればと思います。
もちろん回一堂鍼灸院でも往診を行っていますよ!